old-兵庫県産材の活用事例

住環境システムでは、市場ではほとんど流通しない兵庫県産材の活用を進め森林業の活性化を計ります。

発電パネルの架台として利用することで、CO2の貯蔵にも貢献!

 

 
兵庫県産材は、高い品質が求められる住宅用材等としては流通していません。
しかし、特殊な防腐処理を施すことで、一般的には金属を利用して建設される太陽光発電パネルの架台として活用することが可能です。
 
我々の生活で費やされる木材資源のサイクルでは炭素循環が伴いますが、当事例においては、太陽光発電によるCO2削減だけでなく発電パネルの架台として利用することにより、CO2の貯蔵にも貢献することができました。
 
着  工:2014年 8月
完  成:2015年 2月
稼働開始:2015年 3月

 

棒垣集合発電所 木製架台について

 
 

 

特徴

  1. 地際(地面と接する所)から地上15cm、地下50cmをモルタルで保護することで、腐食を防ぎます。
  2. 基礎杭及び土台部材については、インサイジング加工による防腐剤加圧注入を行っています。
  3. パネル1枚の大きさ
    「短辺990mm 長辺1,640mm、縦4段 横5列(20枚)」を、1ユニットとすることによって、木材の定尺長4mを有効に使いました。(縦4段:4m、横5枚:8m)
  4. 木製架台には
      基礎杭 杉(インサイジング加圧注入処理) 150×150×4.0m(換算)   422本    39.78m2
      土台 杉(インサイジング加圧注入処理) 135×135×4.0m(換算)  672本  48.9888m2
      梁桁・束・筋交 杉(クレオソート現場塗布)    120×120×4.0m(換算) 2,274本 130.9824m2
      方杖 杉(クレオソート現場塗布)    150×150×4.0m(換算)  168本   15.12m2

      合計:234.8712m2が使用されています。

     

    木材産地:兵庫県宍粟市他
    原木調達:山崎木材市場他
    木材加工製材工場:(有)竜野ハウジング
    木材保存処理工場:さんもく工業(株)

     

    棒垣集合発電所

     
     

     

    施設概要
    発電設備の区分 太陽光発電所
    発電設備の担当地方局 近畿経済産業局
    認定設備出力 500.0kw
    モジュール発電出力 571.2kw
    発電事業の開始 平成27年3月
    設備詳細
    モジュール テルサンソーラー TP660T-255W
    設置枚数 2240枚
    パワーコンディショナ 日新電機株式会社 SPM250-CSIB
    設置台数 2台
    キューピクル 河村電気産業株式会社
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